2020年10月に帯広のゴルフスタジオCUBEのオープン立ち会いの際に、札幌のゴルフショップ「グリーンジャケット」の市村部長がオープンイベントとして試打会に来ていて、ミズノのスイングDNAの測定ができるというので体験させてもらいました。
測定器がついた専用シャフトのアイアンで3球打つだけでスイングDNAが測定できるというシステムです。
ヘッドは交換できるようになっていて、普段自分が使っているアイアンと似たような振り易いものを使えば良い感じです。
測定結果から大きく分けてシャフトに関係するものとヘッドに関係するものに分類して表示されます。おすすめのシャフトも列挙してくれます。
ヘッドに関するデータでもおすすめのヘッドが列挙されます。ヘッドはミズノ製しか出ません。
これはすごいなぁ、と感心して、改めてグリーンジャケット本店を2020年11月に訪問し、フィッティングを受けました。
前回の体験より真面目に打ち、スイングDNAによるおすすめのシャフト・ヘッドを打ち比べ、4-P,50,54,58をオーダーしました。この時のデータを記録し忘れたのは残念なのですが、体験したときには打ち込めていなかったのを、ウォームアップしてしっかり普段通り打ち込むようにしたあたり以外はほとんど同じ感じのデータでした。
それまで使っていたものに比べると、なんといってもシャフトが大きく変わりました。私はかなり打ち込むタイプなので柔らかいシャフトだと当たり負けして右に飛んでしまうことが度々あり、さらに飛距離・方向ともばらつきが大きかったのがかなり改善されました。ヘッドも打ち込んでも抜けが良いように小さめにしたので使いやすくなりました。
もともとウッド系よりアイアンの方が好きだったのですが、フィッティングによって選んだアイアンを使うことでより自信を持って打てるようになり、フィッティングの重要性を実感できたのでした。
フィッティングの重要性とスイングDNAの素晴らしさを知り合いに紹介していると、実際にフィッテイングを受けてみたいという人もでてきて、さすがに関東の知り合いを北海道まで連れて行くわけにも・・・と思っていたら、練習場連盟つながりで仲良くなったザ・ゴルフガーデン高島平でミズノ直営フィッティングが受けられると知り、2022年8月にゴルフ仲間をご案内しました。
すでに私の120はモデルチェンジしていて221になっているので、試打用のヘッドも最新のものになっていました。
スイングDNAはそう簡単に変わらないという実証のため、自分も測定だけはやってもらいました。自分のフィッティングではないので、じっくりと写真を撮ったりできました。
3球打てば測定できるとはいえ、私のように下手くそではミスショットもあるので、5球くらい打ってその中の良いショット3回を選ぶ感じで分析します。
iPadに詳しい分析結果がでるので個人的にはこの情報を全部プリントして欲しいのですが、もらえないので写真を撮らせてもらっています。ヘッドスピードを中心とした測定結果からシャフトの推奨スペックがでます。
おすすめのシャフトも具体的に列挙されます。
インパクト付近での打ち込み度合いやフェースの閉じ具合などからヘッドの適性もでます。
おすすめのヘッドはミズノ製しか出ませんが、ミズノ以外でもこの傾向が分かれば選択は容易でしょう。
実際はフィッターが丁寧に説明してくれます。
測定結果はプリントに記入してもらえます。iPad画面に比べると情報が少ないのが残念ですが、測定データはすべて記入してもらえます。
フィッティングしてもらったゴルフ仲間は結果に満足してオーダーしていました。
自社のメンバー種田君もフィッティングを受けたいというので、2022年11月に再びザ・ゴルフガーデン高島平へ。
今回も自分のスイングDNAを測定だけしてもらいました。
私のデータと種田君のデータを比較するとさすがに結構違うところがあります。
打ち込みすぎの私に比べると種田君は極端には打ち込まないので、シャフトリーン角・アタック角が違い、これによってヘッドの選択が変わります。
種田君も適当に選んだ今までのアイアンとの違いに感動し、オーダーしました。
さらにゴルフ仲間がフィッティングを受けたいということで、2022年12月にもザ・ゴルフガーデン高島平を訪問しました。
今回も自分のスイングDNAを測定してもらいました。
ザ・ゴルフガーデン高島平での3回の測定結果を比べても、多少の違いはありますが傾向は変わりません。
グリーンジャケットでフィッティングを受けた時のデータが残っていないのですが、体験した時も含めて比較してもほとんど同じです。実は最初の体験時はウォームアップもせずにいきなり打ったので普段の打ち方より打ち込めない打ち方だったので、シャフトリーン角・アタック角が標準的な値になっていますが、グリーンジャケットでフィッティングを受けた時には他の3回と同じ感じのデータでした。
フィッティングを勧めると「まだスイング改造中だから」「もっと上手くなったら」と言われることが多いのですが、実はそれなりにボールを飛ばせるようになった後はスイングDNAはほとんど変わらないのです。インサイドアウトにスイング改造したとかフェード打ちに変えたとか、本人としてはかなり振り方を変えたと思っても、根本的な体の使い方はそう簡単には変わらないので、スイングDNAの項目はほとんど変わらないそうです。ということは、「上手くなってからフィッティング」ではなく、とっととフィッティングして自分に合う道具を使う方がスコアもまとまりますし、上達も早くなることは間違いありません。むしろ上手な人はどんな道具でも合わせられるのですが、初心者は道具を合わせないと上手く打てないのです。
フィッティングを受けたらオーダーしないと睨まれるというものではありません。自分の特性がわかるだけでも役に立ちますし、フィッティング結果と自分の道具がマッチしていれば自信を持って使い続けることができます。
スイングDNAを測定してから、自分に合いそうなシャフト・ヘッドを試打してみるのはとてもスムーズです。あまりにもタイプの違うシャフトやヘッドを順番に打っていくとよくわからなくなってしまいますし、打ちすぎるとだんだん疲れてしまいます。スイングDNAを使ったフィッティングはとても合理的で誰にでもお勧めできるものだと思います。
2023年11月、当社メンバーの石井君もフィッティングを受けたいということで、ついでに1年ぶりくらいに私もスイングDNAを測ってもらいました。
ちゃんと試打用ヘッドは最新の24*シリーズになっています!
私の120から221になって、最新は241。少し丸くなった感じですね〜
石井君のフィッティングが終わってから私もスイングDNA測定だけやってもらいました。
結果は・・・
若干シャフトリーン角・アタック角が穏やかになりましたが、傾向としては「過剰なハンドファーストでの打ち込みでフェースも閉じ気味」で、ヘッドはマッスルバックが一番合うタイプ、というのは変わりません。スイング軌道をインサイドアウトに変えるとかそういうのはいくらでも変化させられますが、インパクトの仕方やシャフトのしならせ方といったスイングDNAはほとんど変わらないものなのです。
なお、今回はiPad画面に表示される情報をほぼそのままプリントしたものもいただけました。
メンバーの石井君も自分のスイングDNAがわかって楽しそうでした!